要 旨:外来語はもう日本語の分けてはいけない部分になっているので、外来語の現代日本語への影響に新しい視点からみて、正しく認識して、正直にその日本語を進入している必然性を認めるほうがいいと思う。本文はこれを踏まえて、現代日本語を影響する外来語について研究してみようと思う。
キーワード:外来語;現代日本語;広告
日本語の語彙は和語、漢語、外来語、混種語によって構成されている。一般的に言う外来語(loanword)とは外国語から取り入れて、その国の言葉として使われるのを指すのである。 “マージャン”“ラーメン” (中国語から)、 “チャンガー”“オンダル” (韓国、朝鮮から)などの外来語も存在するが,全体的に見て、英語を中心としたヨーロッパの諸言語から入ってきたものが多数を占めている。
外来語は、通常、カタカナで表記されるが、 “たばこ”“かるた”“きせる”などのように、近世に外国語から入ってきたもので日本語によくなじんだものは、平かなで表記されることもある。
現代日本語においては、外来語は和語や漢語に比べて使用頻度がひくいが、近年来、だんだん増える傾向も見えてきている。特に、広告で出現する外来語は種類だけでなく、数量もふえてきている。
近代に入って日本語は欧米諸言語から数多くのカタカナ語、いわゆる音訳外来語を積極的に借用した。カタカナ語の確立は簡易な表音文字の片仮名があるから可能になったのであり、必然性があるのである。これらの借用語の中には「ビートルズ」や「ソファー」のような新しい概念を表すものがあるが、「ペーパー」「スピード」「シーズン」のような新しい概念と関係がないというものの、語用条件やニュアンスの面では既存の単語と異なるものもある。このような外国語コンプレックス現象は必ずしもマイナスの意味として評価されるべきではない。併用によって日本語の表現が一層綿密多彩になり、もっと合理的になっていくのではないであろう。