要 旨:擬声語と擬態語は日本語によく使われているので、本文では、擬声語擬態語の性質、特徴に基づいて、文学作品や漫画、童話などの表現を詳しく説明した。擬声語擬態語は耳で捕らえた音や、実際は音を立てていないものを象徴的に表すものである。時代の流れとともに変化していく。今回、擬声語擬態語を研究するに当たって、さまざまな分野から調べた結果、深く感じたのは擬声語擬態語の重要さである。時には「面倒くさい」と言われ、 時には「理論的科学的な論説にはほとんど用いられない」と見られ、使いたくない人が多い。しかし、擬声語擬態語は言語表現を支える重要な役割をはたしていて、しかも時代の変化を反映していることは見逃せないことである。これからも大切にしていきたいものである。
キーワード:擬声語;擬態語;特徴 ;分類;変化
私たち日本語科の学生にとって、四年間の日本語学習で、一番困ったと感じられるのは 何であろう。私は敬語の運用と擬声語擬態語への理解、この二つだと思う。しかし、敬語と比べて、擬声語擬態語の方は理解する面であろうと、運用する面であろうと、直面しなければならない問題はずっと多いと思う。それに、日本語の中に擬声語擬態語の量がかなり多く、使われる比率の高さにも目を見張るものがある。それで、会話で擬声語と擬態語をうまく使うことができれば、会話がとても自然になって、コミュニケーションもスムーズに進むだろうと思われる。だから、ここでは「日本語と中国語における擬声語擬態語の表現の相違」について検討しようと思うのである。