要旨:日本の漢方医学は中国の伝統医学を基礎とし、日本の特徴と結びつけて発展してきた独特な日本の伝統医学である。紀元15世紀前、日本は広範の交流を通して、絶えずに中医学を導入し、単純で忠実に模倣し、着実で謙虚的に学んだ。紀元15世紀末、文化、社会、政策などの外在の原因で、漢方医学は次第に体系化し、多くの流派医学が生じた。中国医学の日本化が始まった。その中で、次第に日本の伝統医学―漢方医学は生まれた。その同時に、西洋医学も日本に伝来した。明治維新時期の西洋文化熱の背景に、「富国強兵」、「文明開化」、「殖産興業」という西洋化政策の下で、漢方医学は日本政府に取り締められてしまった。漢方医学は次第に衰落した。日本は西洋化の中の最も徹底的な伝統医学を解消した国家になった。第一次世界大戦後、日本にやっと漢方医学を評価し直す情勢が現れた。漢方医学に熱心する多くの学者の努力の下で、漢方医学には復興の動きが出てきた。本文では四つの部分に分けて、論説を展開していく。まずは漢方医学の歴史について簡単に説明する。次に、漢方医学から日本の外来文化の受容と変容を述べる。それで、漢方医学は欧化風潮と政府政策によって衰落した軌跡を分析する。研究意義として、我が国の中医薬界は漢方医学の歴史を教訓とすべきである。
キーワード: 漢方医学;日本化;伝統医学;西洋医学
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
1.1 漢方医学とは-1
1.2 本研究の目的-1
第2章 漢方医学の歴史-3
2.1 起源-3
2.2 発展と日本化-3
2.3 没落と復興-4
第3章 日本における外来文化の受容と変容-7
3.1 受容-7
3.2 変容-8
第4章 漢方医学の没落-11
4.1 西洋医学からの衝撃-11
4.2 深く考えるに値する中医薬学-12
第5章 おわりに-15
参考文献-17
謝 辞-18