要旨:『ノルウェーの森』は日本の有名な現代作家村上春樹の代表作として、1987年に刊行され、上下430万部を売る大ベストセラーとなった。これをきっかけに村上春樹ブームが起き、国民的作家と目されるようになる。日本だけではなく、アメリカ、イギリス、カナダなどの英語圏のほか、ドイツ、フランス、ロシア、中国、台湾、韓国などでも翻訳され、世界で非常に人気がある。
『ノルウェーの森』は学生運動の時代を背景として、主人公「僕」と、友人の恋人「直子」を軸に、様々な思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などを巧みに描き、非常に広く読まれている。その中には、各主人公の人生を通じ、若者の共有の孤独感が読者に強い共鳴を引き起こす。
本文は具体的に『ノルウェーの森』の孤独感を考察する。まずは、小説の内容や影響および作家村上春樹の家庭背景を述べる。次は、小説の各人物に対する描写を詳しく分析し、さらに小説の孤独感を透視する。最後は小説の孤独感の源を発見する同時に作家の表したい孤独を扱う態度を掲示する。
キーワード: ノルウェーの森;村上春樹;孤独感
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
1.1 村上春樹について-1
1.2 『ノルウェーの森』について-1
1.3 『ノルウェーの森』の共鳴-2
第2章 『ノルウェイの森』における孤独感の表現-3
2.1 人物表現-3
2.1.1 キズキ-3
2.1.2 永沢-3
2.1.3 ハツミ-4
2.1.4 レイコ-4
2.1.5 緑-5
2.1.6 直子-5
2.2 隠喩描写-6
2.2.1 阿美寮-6
2.2.2 蛍-7
第3章 村上春樹の孤独感-9
3.1 孤独の源-9
3.2 孤独の態度-9
第4章 終わりに-11
参考文献-13
謝 辞-14