要旨: 日本では、古くから神々に対する信仰が存在するが、さらに、仏教の信仰も根づいている。今でも古い家では、神棚と仏壇が両方ある場合が少なくない。日本人は長い間、日本古来の神と、仏教の仏とを余り明確に区別せずに、一緒に信仰してきたのである。宗教だけにかぎらず、古い文化と新しい文化とが重なりあって共存していることは、日本の文化全般の特徴でもある。日本発のアニメーションはこの10年、世界の注目を集めてきた。SFアニメやファンタジーが目立つが、日本の宗教文化を色濃く反映しているのも特徴だ。
本稿では、第一に日本の宗教を簡単に紹介し、第二に日本の宗教要素アニメ『ドラゴンボール』と『もののけ姫』を分析し、またアニメと日本人の宗教心のつながりを説明する。最後に、日本人の宗教心について、私の観点を表す。読者が読んだ後、日本のアニメを見た後、その中から現れた日本人の宗教心に興味が出るのがほしい。
キーワード: アニメ;宗教要素;宗教心
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
1.1 本研究のきっかけ-1
1.2 先行研究について-1
1.3 本研究の観点-1
第2章 日本人の宗教心-3
2.1 日本における宗教-3
2.2 日本人の宗教心-4
第3章 宗教要素あるアニメの紹介-7
3.1 日本のアニメ-7
3.2 『ドラゴンボール』の宗教要素-8
3.3 『もののけ姫』の宗教要素-10
3.4 アニメと日本人の宗教心の繋がり-12
第4章 おわりに-13
4.1 本研究の新しい観点-13
4.2 本研究の欠点-13
4.3 今後の展望-13
参考文献-14
謝 辞-15