要旨:本文は、日中のドラマからその中に表れている嫁姑意識について考察を行った。
その結果、姑が嫁が家事・育児を全うすべきだと考え、嫁が自己実現や、家事の夫婦分担などの男女平等を主張するところ、また姑の家庭への関与を快く思っていないことなどが日中で共通しており、どちらも姑は「家の存続」を、嫁は「個人の人権」を重視していること、さらに、姑が「自分、息子、その嫁、その子供」という各世代をまとめて「家族」と考える一方で、嫁は「夫、自分、子供」のみを「家族」として姑は「夫の親」という少し距離がある立ち位置に置いている、という結論を得、その改善案として、嫁姑の別居、お互いの尊重、世帯主の仲介の三点を挙げた。
キーワード:ドラマ;嫁姑;意識
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
1.1 嫁姑関係と嫁姑意識の定義について
1.2 研究の目的と意義
2. 先行研究.1
3.日中ドラマに見られる嫁姑意識.2
3.1「隣の芝生」中に見られる嫁姑意識
3.2「婆婆来了」中に見られる嫁姑意識
3.3日中比較
4.嫁姑関係の改善案.4
4.1嫁姑の別居
4.2お互いの尊重
4.3世代主の仲介
5.おわりに.5
参考文献.7
謝辞8