概要:『闇金ウシジマくん』(やみきんウシジマくん)は、真鍋昌平によって創作された漫画である。監督山口雅俊により、2010年10月にテレビドラマ化された。10日5割の超暴利闇金融「カウカウファイナンス」の営業者・丑嶋馨の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客およびその関係者の様々な人間模様と社会の闇を描いた作品である。金銭の価値、金銭の恐ろしさ及び人生の真理を語り、複雑な社会を風刺した、印象的な作品である。本稿は『闇金ウシジマくん』に登場した代表的なキャラクターの金銭観をまとめたうえで、日本人の金銭観とその金銭観が生み出された原因を検討し、更にその金銭観が日本社会への影響を分析することにより、日本社会への理解を深める。
目次
概要
中文摘要
序 章 研究目的と先行研究-1
第1節 研究目的-1
第2節 先行研究-2
第1章 『闇金ウシジマくん』のあらすじ-2
第1節 登場人物-2
第2節 あらすじ-3
第2章 『闇金ウシジマくん』の債権者の金銭観-3
第1節 丑嶋馨の金銭観-4
第2節 大久保千秋の金銭観-4
第3章 『闇金ウシジマくん』の債務者の金銭観-5
第1節 板橋清の金銭観-5
第2節 村田久美子の金銭観-6
第3節 宇津井優一の金銭観-6
第4節 中田広道の金銭観-7
第4章 現代日本人の金銭観が形成された社会的要因-8
終 章 まとめと今後の課題-9
参考文献-10