要旨: 今、経済が急速に発展するに従って、環境汚染、環境破壊という問題はきわめて深刻になっている。都市生活ゴミなどの廃棄物の処理問題、異常気象、地球温暖化など全地球規模の環境の変化が顕著になってくるにつれ、人々の環境問題に対する関心は徐々に高まってきた。特に、中国のごみ問題は最も注目されている。中国の人口は世界で一番多いため、生活ゴミの産出量も膨大な数である。中国政府も様々方法で処理しているが、まだ問題が多い。一方、日本の環境保護といえば、世界の模範といっても過言ではない。日本はゴミ処理における成果が非常に大きい。こうした現状を背景に、小論では中日のゴミ処理の現状を紹介し、ゴミ処理の方法、環境意識を比較し、その相違点をまとめた。また、日本のよい経験を紹介した。それらは、中国に対する参考になるものであろう。それを踏まえた上で最後の章で、中国に対する啓示となることを提言してまとめた。
キーワード:都市生活ゴミ、環境意識、ゴミ処理方法、啓示
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 中日の環境意識の比較-3
1.1中国人の環境意識-3
1.2日本人の環境意識-4
1.3比較-5
第二章 中日における都市生活ゴミ処理方法の比較-6
2.1中国における都市生活ゴミ処理方法-6
2.1.1中国における都市生活ゴミ処理収集状況-6
2.1.2中国における都市生活ゴミ主要処理方法:埋立-6
2.2日本における都市生活ゴミ処理方法-6
2.2.1日本における都市生活ゴミ処理収集状況-7
2.2.2日本における都市生活ゴミ主要処理方法:焼却-7
2.3比較-8
第三章 中国への啓示-9
3.1中国国民の環境保護意識を高めること-9
3.1.1市民と学生に環境保護とゴミ分類知識教育を行うこと-9
3.1.2人々の節約意識を高めること-9
3.2環境保護とゴミ分類回収の法律制度を完備させること-10
3.3ゴミ処理の運営方式を改善させること-11
3.4詳しい分類基準を制定し、資源を有効利用すること-11
3.5処理方式を改良すること-12
おわりに-13
謝辞-14
参考文献-15