要旨：終身雇用制は企業別組合、年功序列とともに日本的な三種の神器と呼ばれている。終身雇用制は日本の典型的な人事管理制度で、日本の雇う習慣の重要な構成部分である。戦後、特に50年代から70年代の初めまで、日本の労働力が足りなくて、人材が非常に不足し、これはその時の日本企業の直面する最大の問題になった。その上、労働力の不足という状況は短期の内にあまり変わらなかった。このような背景の下で、企業は熟練している労働者を安定させるために、終身雇用制を実行した。
この終身雇用制は日本経済の高度発展に世間で認められているように大きく貢献し、戦後の日本の高度経済成長を支えたのと言っても過言ではない。でも、1990年代から2000年代にかけて、平成不況の中で、多くの日本企業は円高や国際競争、人件費の圧迫と過剰雇用に直面し、雇用の調整が大きな経営課題となった。特に、ここ数年来、この制度に対して批判の声がますます高くなる。
本文は先行研究を踏まえて、終身雇用制を中心に、主にその発展過程、崩壊の原因及び利害などを研究し、そしてその中から経験を総括して、教訓を吸収することによって、日本の現状にもとづいて、日本に適する新しい雇用制度が作られることを望む。
キーワード：終身雇用制、崩壊、競争、能力主義
中文摘要：终身雇佣制与企业工会、年功序列制一起被称为日本式经营的三大神器。终身雇佣制是典型的日本人力资源制度，是日本雇佣习惯的重要组成部分。战后，尤其是50年代到70年代初，劳动力不足、人才紧缺成为当时日本企业面临的最大问题。而且劳动力供给不足的状况难望在短期内改变。在这种背景下，企业为了稳定熟练工的队伍，实行了终身雇佣制。
世界上普遍认为终身雇佣制对日本经济的高速发展做出了巨大的贡献，说它支撑了日本战后经济的高速发展也不为过。但是，从20世纪90年代到2000年代，在平成萧条中，很多日本企业面临着日元升值、国际竞争、人员开支的压力和雇佣过剩，调整雇佣制度成了重大的经营课题。尤其是近年来对终身雇佣制度的批判声越来越高涨。
本文立足于先行研究，以终身雇佣制为中心，主要研究其发展过程、崩溃的原因及其利弊等等，并且从中总结经验、吸取教训，以期建立一个立足于日本国情，适合于日本的新的雇佣制度。
关键词：终身雇佣制、崩溃、竞争、能力主义
