要旨:日本では、「小さいものは美しい」という意識が深く生活に染み込んだと言える。こんな緻密を追求する美意識を基にしたうえ、日本人は縮小の技を利用して社会の発展を進める。今まで、日本人の縮小意識について、国内外の学者が多く研究したが、それの簡単な紹介を偏重しがちである。本論は日本人の縮小意識をテーマにして、その意識の生じた原因、日本に与えた影響及び得た啓示を探求してみたい。
本論は四つの部分に分けて論じる。第一部分は文学、生活、言語、芸術と言う四つの点から、縮小意識の表現を述べる。第二部分は縮小意識の生み出した原因を探求する。主に、二つの原因にまとめた。一つは日本の狭い空間、有限な資源、変わりやすい気候などの自然環境に関係する。もう一つは日本人の自然観、緻密を追求する美意識及び敏感、素朴な民族性格に存在する。第三部分は日本人の外来文化に対する態度と細部を重視する真面目な性格という方面を通して縮小意識の影響を説明してみる。第四部分は物事の両面性によって、縮小意識から得た啓示を分析し、よいところを学び、悪いところを捨てるべきである。
要するに、本論は縮小意識の研究を通して、日本人の緻密美を追求するという美意識、「敏感、素朴」という日本人の民族性格が一層深く理解できる。また、外来文化に面する時に、日本人のように吸収してから自己創造すべきであると思う。
キーワード:縮小意識、美意識、民族性格
摘要:在日本,可以说“以小为美”的意识观念已深深地渗透到了人们的生活中。在这种追求细致微妙的审美意识基础之上,日本人利用缩小的本领促进了社会的发展。至今为止,关于日本人的缩小意识,国内外学者已经做了很多研究,但都只是偏重于对该种意识的简单介绍。本文以日本人的缩小意识为主题,欲探求缩小意识产生的原因、给日本带来的影响以及从中得到的启示。
本文共分成四个部分进行论述。第一部分是从文学、生活、语言、艺术这四个方面阐述缩小意识的表现。第二部分是分析缩小意识产生的原因。主要可以归纳为两方面。一个是与日本狭小的空间、有限的资源、多变的气候等这些自然环境因素相关。另一个原因存在于日本人的自然观、追求细微之美的审美观以及敏感纤细的民族性格之中。第三部分通过日本人对外来文化的态度和注重细节的认真性格这两方面事例,说明缩小意识的影响。第四部分则根据事物的两面性对缩小意识给我们带来的启示进行分析,取其精华,去其糟粕。
总而言之,通过对缩小意识的研究,我们对日本人追求细致微妙之美的审美意识以及敏感纤细的民族性格有了更进一步的理解。另外,面对外来文化时,我们应该像日本人那样,吸收之后再进行自我创新。
关键词:缩小意识、审美意识、民族性格