要旨:谷崎潤一郎は日本文学史の中に、みんなに認可された新しいロマン主義作家である。彼の文学作品には極端の耽美主義を表わす。
谷崎潤一郎の代表作は『刺青』、『痴人の愛』、『細雪』、『春琴抄』などである。
谷崎文学に対して、大部分の研究者は主に彼の悪魔式の耽美と虐愛の方面について研究して、豊かな成果を得たが、作品中に愛情観及び作者の愛情観についての研究があまり見られない。
本論文は彼の代表作『痴人の愛』と『春琴抄』が中心として、作品の中に男女主人公の愛情観を研究してみた。人物の行為と心理から、男主人公の献身的な愛情観と女主人公の利己的な愛情観を分析して、また作者谷崎潤一郎の経験と結びついて、彼の愛情観を明らかにしてきた。
研究と分析を通して、谷崎潤一郎の作品が極端の耽美主義の特質を表わした。さらに作者の完美主義の愛情観を表現した。
キーワード: 谷崎潤一郎、『痴人の愛』、『春琴抄』、愛情観、利己、完美主義
摘要:谷崎润一郎是日本文学史上公认的新浪漫主义作家,他的文学作品表现了极端的唯美主义情结。
谷崎润一郎的代表作有《文身》、《痴人之爱》、《细雪》、《春琴抄》等。
对于谷崎文学,大多数研究者主要是对其恶魔式的唯美和虐爱的方面进行研究,虽取得了丰硕的成果,但却很少看到对作品中爱情观及作者的爱情观的研究。
本论文将以其代表作《痴人之爱》和《春琴抄》为重点来研究作品中男女主人公的爱情观,从人物的行为和思想展开,分析作品中男主人公的献身式的爱情观和女主人公的自私的爱情观,并结合作者谷崎润一郎的经历来分析其爱情观。
通过研究分析,我们可以发现,谷崎润一郎的作品表现出极端唯美主义特质,也表现了作者完美主义的爱情观。
关键字:谷崎润一郎、《痴人之爱》、《春琴抄》、爱情观、自私、完美主义