要旨:夏目漱石、本名夏目金之助、漱石と号した。日本の有名な小説家、思想家、文明批評家である。漱石は文学を従事した時間が短かった。38歳の『吾輩は猫である』から49歳の永眠までただ約10年間であるが、沢山の作品がある。自然主義文学に対して余裕派を自認する。
文学の名人として、彼の主な思想はいつも後人に研究されている。彼の思想は二つの部分があり、前期の「自己本位」と後期の「則天去私」である。彼は前期作品で社会の闇を描いた。後期作品で近代人の人間性の認識を深めた。「則天去私」は普通自分自身という所謂小我の私を去って、もっと大きな普通的な大我の命ずるままに自分をまかせると言う意味である。則天去私という漱石の造語はその晩年の思想を理解する上、大切な手掛かりとして注目されてきた。小説『心』は大正三年四月から発表され、彼の後期代表作の一つである。
本論は三つの部分に分かれる。第一章は夏目漱石の生涯と思想を紹介した。第二章は作品『心』をつうじて、漱石の後期思想を研究しようとしたものである。第三章は後期思想の形成原因を分析した。
本文では、『心』の内容を解析しながら、夏目漱石の後期思想を解明しようと思う。
キーワード:夏目漱石、心、則天去私、後期思想
摘要:夏目漱石,原名夏目金之助,号漱石。是日本有名的小说家,思想家,文明批判家。漱石从事文学的时间很短,从38岁的《我是猫》开始到49岁的逝世大约10年时间,却留下了很多作品。他自认是与自然主义相对的余裕派。
作为文学界的名人,漱石的主要思想一直为后人探讨。他的思想包括两部分,前期的“自我本位”和后期的“则天去私”。前期作品他描绘社会黑暗。他在后期的作品中深入地对人性进行了剖析。“则天去私”的意思就是“去除小我,任由大我”,则天去私一直被认为是研究漱石晚年思想的重要线索。小说《心》是漱石大正三年发表的后期作品之一。
本论文分为三部分。第一章介绍夏目漱石的生平和思想。第二章通过作品《心》,研究漱石的后期思想。第三章分析漱石后期思想形成的原因。
本文将会通过解析作品《心》,来分析夏目漱石的后期思想。
关键词:夏目漱石、心、则天去私、后期思想