はじめに
日本政府の出産率に関するデータから見ると2002年に115.6万人の子供が生まれた。2001年に比べて1.5万人が減ってきたということがわかる。2005年に子供の出産率が史上最低となった。女性1人当り生む子供数は平均1.25人。専門家は「人口の総数を維持して下がらないようにするには、出産率は少なくとも2.1までに達成しなければならない」といっている。この意味で日本人口は減りつつあると分かる。
日本における出産率がだんだん減って来ている原因は主により多くの女性が結婚しない、或いは結婚しても子供を生まない、子どもを生んでも1人か2人に留まる、という傾向が強まったことであるとされている。どうして女性は結婚、出産に対して回避する傾向が強まったか、その原因とされるものは以下のようとされている。
1.1 日本経済新聞社『女性たちの静かな革命』によると、経済の発展に従って生活に余裕ができたとともに、人々は精神面をもっと追求するようになった。新しい世代の日本人女性は、個性的な人生を追求しているという特徴がある。家庭のための苦労や心配がなく、責任を負わない生活をしたがる傾向がある。
1.2 『2001年働く女性の現状』によって女性が子供を出産後、仕事をやめざるをえない、或いは再就職が難しい。
1.3 働く女性が「育児休業」を取得する確率は57.9%になっていることに対し、働く男性
が「育児休業」を取得する確率は全体の0.55%にしかない。
1.4 人民ネットの日本語版2006年9月14日の調査発表では子供を育てるのに数千万円(3人の子供では、1億円近くになる)の資金が必要になっている。
1.5 政府は子供に与える予算費用はGDPの0.6%に留まっている。デンマークの6分の1つに及ばない。(人民ネットの日本版 2006年9月14日)
1.6 社会における保育制度と施設が完備していない。