要旨：桜というと、多くの外国人は日本という国を思い出す。まるで桜は日本という国の代名詞となったようである。一方、日本人は桜という花に特別な気もちを持っている。桜は日本において最も馴染み深い花とされた。しかも、俗に日本の国花ともされた。言い換えれば、桜は日本人と深くかかわっている。桜はもう日本民族のシンボルとなったことに疑いの余地はない。
本論では、歴史の流れを軸として、日本民族のシンボルとなったこの桜の花の象徴的意味を考察する。つまり、明治以前の桜の主な象徴的意味、明治以後の桜の主な象徴的意味という順で論じる。明治以前の桜の主な象徴的意味を上古時代、平安時代、江戸時代に分けて論じる。最後の部分に、時代とともに変わるその象徴的意味に対しての探求によって、日本人と桜の縁を一層に明瞭に見せる。それと同時に、自然への崇拝、自己主張、現生への怯え、天皇への崇拝及び死生観、という日本人の心を明らかにする。
キーワード：桜；象徴意味；自然への崇拝；自己主張；現生への怯え；天皇への崇拝
摘要：说到樱花，众多外国人就会想到日本。仿佛樱花已成为日本这个国家的代名词。而日本人自身对樱花也怀有一种特殊的情愫。樱花被认为是最让人亲近的一种花，并且被日本人视为其国家的国花。换言之，樱花与日本人有着密切的联系，其已成为大和民族的象征。
在本论文中沿着历史这根时间轴，对此樱花的象征意义进行探析，并从明治之前与明治之后的樱花象征意义展开论述。明治之前的樱花的主要象征意义又分上古时代、平安时代、江户时代进行论述。文章最后，通过分析各个时期樱花的主要象征意义，进一步证明樱花与日本人有着密切的联系，同时也从中解读到日本人的一些内心特点，崇尚自然、彰显个性、逃避现世、崇拜天皇及独特的生死观。
关键词：樱花；象征意义；崇尚自然；彰显个性；逃避现世；崇拜天皇
