要旨:平成19年に警察が取り扱ったいじめに起因する事件の件数は201件、検挙・補導した少年(犯罪少年及び触法少年)は457人で、前年に比べ件数で32件(13.7%)、検挙・補導人員で3人(0.7%)減少したが、平成14年との比較でみると、件数・人員ともに増加傾向にある。そして、警察の統計データによると、2012年以降、福島で警察に届けられた家庭内暴力の被害件数は、過去最高の840件に上り、前年比64%増加した。家庭内暴力の被害者は多くが女性であった。また、子供に対する虐待は、同76%増の109件であった。同様に、巨大地震と大津波の被害が深刻だった宮城県では、家庭内暴力の件数は2011年比33%増の1856件に達した。
このような大きな社会問題になっているいじめと家庭内暴力は子供だけに解決できる問題ではない。これらの暴力事件が発生する時に、学校としてどうすべきか、親としてどうすべきか、社会側がどういう姿で対応すべきかなど、私たち一人一人が真剣に考えていかなければならない問題なのである。
本論の目的はいじめと家庭内暴力の原因を分析することで、適当な解決方法を取り上げることである。
キーワード:校内; 家庭内暴力; 社会; 学校
摘要:平成19年据警方调查因欺凌而引发的事件数为201件,受检举和教育(犯罪少年和触及法律的少年)人数为457人,与前年的事件数比较增加了32件(增长13.7%),虽然在检举和教育人数上少了3人(减少0.7%),但是与平成14年比较的话,事件数和人员数都有增加的倾向。另外,据警方数据统计,2012年以后,福岛警方受理的家庭暴力受害者人数要比以往最高纪录840件还要多,比前年增长了64%。家庭暴力的受害者多数为女性。还有,对小孩子的虐待也增长了76%达109件。同样的,受地震和海啸影响深重的宫城县,家庭内暴力的件数也比2011年增长了33%达到1856件。
像这些成为重大社会问题的欺凌事件和家庭暴力现象仅靠小孩子的力量是解决不了的。这些暴力事件发生时,作为学校该做些什么,作为父母该做些什么,社会方面又应该以怎样的一个姿态来应对等等,是我们每个人不得不认真思考的一个问题。
本论文的目的是在分析了欺凌事件和家庭暴力事件,理出一个合理的解决方法。
关键词:校园暴力; 家庭暴力事件; 社会; 学校