要旨:名詞を数える時、中国語では量詞を使う。中国語では、量詞の正式的な定義は:もの或いは動作の数量を表すの単位である。量詞は二つの種類に分けている:実態なものを数えるのは名量詞と、動作を数える動量詞である。
日本語の場合は、一般的に助数詞を使って名詞を数える。日本語の数量表現は中国語の影響によって生じたと見方があるらしいが、日本語の助数詞と中国語の量詞はだいぶ異なっている。日本語では、数量表現について、はっきりしている定義はないが、使い方の特徴によって、「数詞+助数詞」の形にまとめられる。しかしながら、同じ形の数量表現といっても、日本語の和語と漢語の区別から、発音、使い方と意味的な差異が現れている。日本語を学ぶ際、どのように数量表現を正しく自由に使うかは多くの課題として残っている。
本稿は、日本語数量表現の特徴、形成された原因及び根拠などの三つの方面から日本語数量表現を考察する。まず、書き方が同じであるが、発音、意味と使い方が違う数量表現について述べる。本稿では「一+助数詞」の形で説明する。次に、同じ助数詞が多くの名詞を修飾できるケースについて取り上げる。たとえば、「本」は名詞の「鉛筆、映画、ビール、スカーフ」などを数える。また、同じ名詞が異なる助数詞を用いて表現する現象について考察する。例をあげてみると、「方、個」などはどちらも「人」という名詞を修飾することができる。最後には、日本語数量表現の三つの特徴、すなわち第一、書き方が同じ数量表現でも発音、使い方、意味は違うこと;第二、同じ助数詞は多くの名詞を修飾できること;第三、同じ名詞がいくつかの助数詞で数えられるという結論を検証した。
キーワード:数量表現;助数詞;和語;漢語;意味的特徴
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
1.1 日本語数量表現の紹介-1
1.2 日语語数量表现における先行研究-1
1.3 本研究の観点-2
第2章 同じ数量表現の違い-3
2.1 数詞と助数詞の説明-3
2.2 同じ数量表現の違う発音-3
2.3 同じ数量表現の違う意味と使い方-5
2.4 本章の考察及び結論-6
第3章 同じ助数詞の違う使い方-7
3.1 日本語助数詞の由来と変化-7
3.2 同じ助数詞の違う使い方-7
3.2.1 問題提起-7
3.2.2 助数詞「本」について-7
3.2.3 考察及び結論-8
第4章 多数の助数詞で修飾される名詞-9
4.1 多数の助数詞で修飾される名詞の使い方-9
4.2 使い方の考察及び結論-10
第5章 おわりに-11
5.1 本研究のまとめ-11
5.2 今後の展望-11
参考文献-12
謝 辞-13