要旨:
結婚式は古今東西にかかわらず、人生の一番重要な儀礼の一つだとされている。婚礼は人々の美しい生活への憧れだけでなく、特定の時代の社会状態と文化背景を反映することができる。日本文化を深く理解して、両国の文化交流を促進するために、本稿では多くの参考文献を研究し、結婚式の面から中日文化の異同点について研究したい。
中日両国でも伝統文化を重視する国同士である。時代の発展とともに、欧米文化の影響を受けるにも関わらず、全体的に自国の伝統文化にもとづいて、そして欧米文化と融合して発展しつつある。日本人の結婚式は宗教から大きいな影響を受けている。
主に宗教の神前式、仏前式といった結婚式を行うことが多い。日本の民族もほぼ大和民族なので、民族間の違いが明らかではない。
それに対して、中国は無神論の国として、古代から儒家文化はもはや中国人の心に根を下ろしている。中国の結婚式にも儒家文化の「六礼」をもとにして発展し、変化している。そして中国は国土が広く、多民族からなっている国である。したがって、民族間の相違から生まれた結婚式の違いが見落とせない。本稿の作成により、日本の結婚式を巡っての考察を行って、中日両国間の差異を明らかにしたのみならず、日本文化の魅力に対する理解も深められたと思われる。
キーワード: 結婚式;風俗;異同;文化背景
目次
摘要
要旨
はじめに-1
1 日本における結婚式-2
1.1 神前結婚式-2
1.2仏前結婚式-4
1.3 人前結婚式-4
1.4 キリスト教会式結婚式-5
2 中国における結婚式-7
2.1 中国の中国伝統的な結婚式-7
2.1.1納采-7
2.1.2問名-8
2.1.3納吉-8
2.1.4納徴-8
2.1.5請期-9
2.1.6親迎-9
2.2 現代中国の結婚式-10
2.2.1民国以後の新たな結婚式-10
2.2.2 祝賀披露宴式結婚式-11
2.2.3グループ式結婚式-11
3 中日結婚式から見る両国文化の相違点-12
3.1 儒教の影響-12
3.2 宗教の影響――神道を代表する日本と無神論の中国-13
3.3民族と地域の影響―単一民族の日本と多民族の中国-14
終わりに-16
参 考 文 献-17
謝 辞-18