要旨
日本の神明は世俗に入り込み、人間性を豊かに持っているとよく言われている。その豊かな人間性は日本の神明に無限の魅力を与え、伝統的な神道もますます盛んになった。神明の世界は人間世界のように完全なシステムがあると考えられている。そのシステムで神々がやることは人間性のパワーを反映すると同時に、人間性の弱点も反映している。地位関係でも、求める事物でも、生活習慣でも、神明の人間性が表現されている。
本論では、『古事記』に基づき、日本の神々の人間性を分析し、それを通して、日本の神道における神々の持っている人間性や人間性の現れを明らかにしたい。
キーワード:神道;『古事記』;神明;入世;人間性
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
1.1先行研究 1
2.『古事記』における神々3
3.神々の持っている人間性4
3.1複雑な「人間性」問題 4
3.2人間性の「善」4
3.2.1仁4
3.2.2義5
3.2.3礼5
3.2.4智6
3.3人間性の「悪」 6
3.3.1残忍性6
3.3.2憤怒7
3.3.3弱さ 7
3.4人間性の「欲」8
3.4.1性欲 8
3.4.2貪欲9
3.4.3支配欲9
4.おわりに11
5.今後の課題12
参考文献
謝 辞