要 旨
本研究は、『唐詩三百首』と『小倉百人一首』を中心に、中日古典詩歌における植物イメージを比較研究し、中日古典詩歌文化の相違を理解することを目的としている。まず、植物イメージの定義を簡単に説明した。それに基づき、植物イメージに関する文学的典拠と文学的意味を紹介した。次に、『唐詩三百首』における植物イメージのデータと紹介を説明し、その中の代表的な植物イメージである松、柳、竹に焦点を当て研究した。また、『小倉百人一首』における植物イメージのデータと紹介を説明し、その中の代表的な植物イメージである桜、紅葉、松を分析した。最後に、中日古典詩歌に代表的な植物イメージの比較研究を通じて、中日文化における植物イメージの相違の形成原因を分析し、中日古典詩歌文化の相違を理解する。
キーワード: 中日古典詩 植物イメージ 唐詩三百首 小倉百人一首
目 次
要 旨
中文摘要
はじめに-(1)
第一章 植物イメージの運用と役割-(2)
1.1 植物イメージとは-(2)
1.2 植物イメージに関する典拠と文学的意味-(2)
第二章 『唐詩三百首』における植物イメージ-(4)
2.1 植物イメージの統計と紹介-(4)
2.2 『唐詩三百首』における代表的な植物イメージ-(4)
第三章 『小倉百人一首』における植物イメージ-(7)
3.1 植物イメージの統計と紹介-(7)
3.2 『小倉百人一首』における代表的な植物イメージ-(7)
第四章 中日詩歌における植物イメージの比較-(11)
4.1 代表的植物イメージの比較-(11)
4.2 植物イメージから見る中日詩歌文化の相違-(15)
4.3 中日文化における植物イメージの相違の形成原因-(15)
おわりに-(17)
参考文献-(18)
文献概要-(19)
謝辞-(20)