要旨
日本にはどの家も玄関のすぐ横に表札が掛けられる習慣がある。表札は、日本特有なもので、日本人にとって馴染み深い存在である。中国と日本は一衣帯水の隣邦で、両国は二千年にわたる交流の歴史がある。古代の中国には、表札を揚げるような習慣もある。大家たちは自分の戸建住宅の門で「扁額」が掛けることがある。でも、この習慣は現在の中国ではもうなくなってしまった、それに対して、日本の方にはまだ伝承されている。本論文は、まず表札の基本的な知識を紹介し、どのような役割と意味があるかを論じていく。次に、表札から見る日本文化の融合性と伝承性を分析する。そして、表札を伝承できることから体現した事をお論じ、最後に我が国の文化現状と伝承に提言したいと考えている。
キーワード:表札;日本文化;伝承精神
目次
謝辞
要旨
摘要
1 はじめに -1
2 表札について-2
2.1 表札の歴史-2
2.2 表札の基本-2
2.3 表札と「絆」-4
3 表札から見る日本文化-5
3.1 外来文化を受け入れる-5
3.2 自国文化の伝承-6
4 日本文化から見る伝承精神-8
5 中国への提言-9
5.1 扁額の現状における考え-9
5.2 日本に勉強すべきこと-9
6 おわりに-10
参考文献-11