浅谈断舍离_日语论文.doc

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要旨

 

断捨離とは、不要なモノなどの数を減らし、生活や人生に調和をもたらそうとする生活術や処世術のことである。基本的にはヨーガの行法、「断行」、「捨行」、「離行」という考え方を応用して、人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽で快適な人生を手に入れようという考え方、生き方、処世術である。これは今まで数多く提唱されている、単なる「片づけ」や「整理整頓」とは一線を引くものである。「断捨離」は、提唱者である山下英子の著書が発表されてから話題になり、この考え方が人々に広く知られるようになった。

この「断捨離」という言葉は日本発であるというのが一般的な見方であるが、実は数千年前の中国の老荘思想の中に「断捨離」の思想が存在する。『老子』第48篇に「為学者日益、聞道者日損、損之又損、以至于無為、無為則無不為」とある。すなわち、一切のことを放棄して、一切の知識、一切の観念等を放棄して、すっかり捨てて、無為の状態になること。これはまさに断捨離の思想である。荘子にしてみれば、減法の生活を学んで、必要ではないモノと断捨離して、束縛から解放すれば、自由が得られる。荘子のこれらの人生境界と修養を通して、人生課題を処理して、いろんな悩みを逃れて、諸々の事を問題にしなく、そうして胸のうさ晴らしを取り除いて、心がおだやかで落ち着いている。また断捨離の生活を実践していた人たちもいた。竹林の七賢が代表的な人物である。周知のように、彼らはいつも酒を飲んだり清談を行なったりと交遊した。自由奔放な存在と見なす。現実と断捨離して気ままな発言をする者の代名詞となっている。隠者とも言われる。

以上のように、断捨離の思想の起源は中国であることはほぼ間違いない。古代の中国人は数千年前から断捨離の生活を提唱しているのである。

 

キーワード:断捨離;老子;荘子;実践

 

目次

要旨

中文摘要

1.はじめに1

2.断捨離とは何か1

2.1断捨離の定義

  2.2断捨離ブームの分析

2.2.1日本での断捨離ブーム

2.2.2中国での断捨離ブーム

3.アンケートから見た中国世代別の断捨離意識3

3.1アンケートについて

3.2アンケートの分析

4.中国古代における断捨離思想6

4.1老子の断捨離思想

  4.2荘子の断捨離思想

4.3断捨離思想の実践者たち

5.断捨離の今後の展望8

6.終わりに9

参考文献.11

謝辞