要旨:世相語とは、その社会の世相や風俗を反映した言葉である。新語・流行語・風俗語をはじめ、若者語やマスコミに登場した人目を引く言葉である。世相語は各時代のホットな話題と現象を反映しており、当然その中に日本人女性の現状についての世相語は枚挙にいとまがない。これらの世相語は大勢の共鳴を引き起こすとともに、大きな影響を及ぼすことができる。
人類が文明段階に入ってから現代社会に至るまで、女性が圧迫され、奴隷のように酷使されることは共通の運命と言われる。しかし、いつの時代においても、社会と国家は経済、政治、文化、風俗など様々な条件の影響を被るのであり、女性を圧迫する程度と方式は各時期によって相違する。日本の歴史上、武家社会形成以前においては、女性は相対的に高い社会地位に置かれていた。その後、結婚形態の変化と封建的な家族制度形成につれて、次第に昔の輝きを失った。明治維新後、近代教育の普及は知識がある女性を大量に育てるが、人々が重視しているのは社会が提唱する「良妻賢母」のイメージである。日本人女性はやはり圧迫される地位に置かれている。このような不平等な状況は戦後に至って根本的に変わってきた。
言語は文化を載せている。世相語から日本人女性の社会的地位が次第に変化発展していく過程を見ることができる。言語を社会文化に結合させ、日本人女性の地位の変化を言語学と社会心理学から見る試みは、相対的に新しい視角と信じている。
キーワード:世相語;日本人女性;地位;変化;文化
目次
要旨
中文摘要
1、序論 .6
2、世相語の概念6
3、歴史的に見る日本人女性の役割6
4、世相語から見る日本女性の社会的地位の変化7
4.1社会的役割に関する世相語及びそれから見る地位の変化
4.2言語表現と行動に関する世相語及びそれから見る地位の変化
4.3家庭関係に関する世相語及びそれから見る地位の変化
4.4自分意識、人権保護に関する世相語及びそれから見る地位の変化
5、日本女性の社会的地位の変化の原因.12
5.1、家庭の原因
5.2、女性自身の意識の原因
5.3、社会の原因
5.3.1、教育
5.3.2、就業
6、結論.16
参考文献 .18
謝辞19