要旨:日本語の助数詞は中国文化の影響を受けてから形成し、したがって、中国の量詞と多くの類似点がある。「つ」と「個」は現代の日本で使用率が非常に高い助数詞として、中国の「通用量詞」と称される「个(gè)」の間に、さまざまな方面で一致するとみられる。本稿では、「つ」/「個」と「个(gè)」の起源を紹介し、歴史の観点からその三つの言葉の関係を分析した。それに、古代から現在まで「つ」/「個」と「个(gè)」の変遷を考察し、使用の許容範囲について比較した。また、「つ」/「個」と「个(gè)」は各自の国で幅広く使われるため、「最も広く使用されている量詞(助数詞)はほかの量詞(助数詞)のかわりをつとめる可能性があります」という説が両国で出現した。この点について、本論文でも分析し、反対する理由を説明した。最後、以上の対照研究を通じ、中日量詞(助数詞)研究の内容を充実し、中日の言語学習者にいくつかの方法と道筋を提供してみた。
キーワード:助数詞「つ」/「個」;量詞「个」;用法拡張;単純化
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに-3
1.1研究の背景-3
1.2先行研究-3
1.3研究の目的-3
1.4研究方法-4
2.本文-4
2.1「つ」/「個」と「个(gè)」の起源と古代の意味-4
2.2時代につれ意味と用法の拡張-5
2.2.1「个(gè)」の意味と用法の拡張-5
2.2.2「つ」/「個」の意味と用法の拡張-6
2.3「つ」/「個」と「个(gè)」使用範囲の比較-7
2.4助数詞単純化と量詞「个化」-8
3.終わりに-10
参考文献-11
謝辞-13