要旨: 田山花袋は日本の自然主義の小説の代表作家で、自分の恋愛をモデルにした小説「蒲団」は非常に好評されている。この作品は中年作家の自己の内面の醜悪さを大胆に暴露し、人間の自然性を十分に表現している。
本論文は、まず、「蒲団」の粗筋と創作背景、及び自然主義の形成と特徴について紹介する。それから、「蒲団」の主人公の人間像を分析する。次に、人間の自然性について、現実根源を分析する。最後に、人間の自然性について自分の考えを述べる。
きーワード:蒲団;自然主義;心理活動;人間の自然性
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 「蒲団」及び自然主義-2
1.1作家と創作背景-2
1.2「蒲団」について-2
1.3自然主義について-3
1.3.1自然主義の形成-3
1.3.1自然主義文学の特徴-4
第二章 竹中時雄の人間像-6
2.1すっかりなくなった妻への愛情-6
2.2女教師への幻想-6
2.3ライバルの田中秀夫に対する嫉妬-6
2.4芳子に対する複雑な愛情-7
第三章 主人公の自然性の現実根源-8
3.1竹中時雄についての分析及び田山花袋との対照-8
謝 辞-10
参考文献-11