要旨:コミュニケーションというと、すぐに言語を思い浮かべる。もちろん言語が不可欠の道具であるが、コミュニケーションからなる非言語も大切である。しかも、非言語によるメッセージは、言語によるメッセージよりもインパクトが大きいと言われる。そのインパクトはわれわれが考えている以上に大きく、特に、異文化と接触した時に顕在化してくる。異文化コミュニケーションにおいて、文化背景が異なるによって、非言語コードと意味の結びつきについての約束が違う。従って、文化背景の異なる人とのコミュニケーションでは、非言語コードを読み違えたり、適切しない非言語コードを使ってしまうことが多くある。中国と日本は一衣帯水の隣国で、この問題はこれからは国際交流がより一層盛んになるにつれて、重大になってくると思われる。
キーワード:非言語行動;国際交流;異文化
目次
要旨
中文摘要
第一章 非言語行動
1.1非言語行動の定義
1.2非言語行動の種類
1.3言語との関係
第二章 中日における非言語行動の比
2.1表情
2.1.1目元
2.1.2鼻
2.1.3口元
2.2動作
2.2.1手ぶり
2.2.2身振り
2.3身体接触
2.3.1握手
2.3.2抱擁
2.3.3対人距離
2.4パラ言語
2.4.1ポーズ
2.4.2沈黙
2.4.3相づち
第三章 中日における非言語行動の相違点
3.1相違点の原因
3.2相違点の影響
3.3相違点の策略
おわりに
謝 辞
参考文献