要旨:中国は改革開放から現在まで、目覚ましい経済成長を遂げてきた。経済の急激な成長により国民の生活水準や消費水準が向上し、生活ごみの排出量も大幅に増加し続けている。都市部では生活ごみ処理が深刻な問題となっている。人口の増加および都市住民生活のレベルが向上するとともに、ごみ問題は深刻になりつつある。人々の生活から出されるごみ量は著しく増加してきた。政府やマスコミにあまり重視されず、環境教育にも力を入れないまま現在に至っているため、住民のゴミ問題に対する認識はまだ低い。ゆえに、政府は積極的にゴミ処理問題に取り組むとともに、国民のゴミ分類などの意識を向上させなくてはならない。
本論文は、まず「燃えるゴミ」[ 燃えるゴミ:中国語では都市生活ゴミと呼ばている。]の分類を紹介した。続いて、燃えるゴミによる環境への影響を論述し、そして中日においる燃えるゴミに対するゴミ処理方式の比較―南京と名古屋を例として分析した。最後、日本の燃えるゴミの処理方式から我が中国への啓示をまとめた。
キーワード:ゴミ処理;中日;環境意識
目次
要旨
中文摘要
はじめに
第一章 燃えるゴミの定義3
1.1燃えるゴミの定義3
第二章 燃えるゴミによる環境問題4
2.1土地占拠4
2.2人体・環境への影響4
2.3水質汚濁5
2.4有害生物の繁殖5
第三章 両都市の可燃ゴミ処理の現状比較6
3.1南京市燃えるゴミの処理方式6
3.2名古屋市燃えるゴミの処理方式6
第四章 中国ゴミ処理への啓示8
4.1中国ゴミ処理への啓示8
終わりに9
謝辞10
参考文献11