要旨:本稿は『源氏物語』と『太平広記』を中心に、中日古典文学においてさまざまな猫のイメージの異同を通して、中日両国文化の異同を探究する。本稿は三つの部分からなっている。第一部分は日本と中国における飼い猫の発展史を紹介する。人間は猫と一緒に過ごす中で、昔から中日両国の学者は猫に関する文学作品をたくさん作ってきた。第二部分は『源氏物語』と『太平広記』を中心に中日古典文学における猫のイメージの共通点と相違点を分析する。第三部分は猫のイメージの共通点と相違点を分析することを通して、中日両国の民族心理と美意識における異同を探究する。
キーワード:飼い猫;源氏物语;太平广记;猫のイメージ;文化
目次
要旨
中文摘要
はじめに 1
第一章 中日古典文学における飼い猫の歴史 3
1.1中国の飼い猫の歴史
1.2日本の飼い猫の歴史4
第二章 中日古典文学作品における「猫」 6
2.1中日古典文学における猫のイメージ 6
2.1.1『源氏物語』における猫のイメージ 7
2.1.2『太平広記』における猫のイメージ 8
2.2中日古典文学における猫のイメージの共通点と相違点9
第三章 中日古典文学における猫のイメージから見る中日文化の異同10
3.1 美意識における異同10
3.2 民族心理における異同11
おわりに12
謝辞13
参考文献