要旨:海に囲まれている日本はモンスーン気候であり、その自然が豊富な降水に恵まれる一方、台風が多いのである。いわば、自然は災害をもたらすとともに、日本はこのような自然の恩恵にも恵まれている。こういう自然環境で日本人は自然に順応し、いろいろな工夫をして生活してきたのである。故に日本人の独特な自然観が形成されている。本論文は日本の自然環境から出発して、具体的に日本の衣服、料理、住まいから着目し、その中にどのような自然観が表れるかを検討する。
本論文は四つの部分から構成している。第一章は日本の自然環境と日本人の自然観について簡単に紹介する。第二章は衣服の原材料や色彩と模様から日本人の自然観を探究する。第三章は食材の選択基準と食べ物の飾りから日本の自然に対する見方を検討する。第四章は住宅の建築材料と構造から日本人の自然観を考察する。
日本は世界第二の経済大国であり、世界有数のエネルギーの消費国であるのに対して、日本の自然資源はわりに乏しい。経済が急速に発展する今日において、人間は自然を無視し、自然をむやみに開発する現象が少なくない。日本は環境保護の面において、いい手本を示している。この研究を通して、日本人の自然観や生活様式をもっと理解でき、そして、環境保護に対する日本人の姿勢は自然が破壊されつつある現代社会に啓発的意義があるだろう。
キーワード:日本人、衣服、料理、住宅、自然観
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 日本人の自然観の基本-1
1.1 日本の自然環境-1
1.2 日本人の自然観とは-2
第二章 衣服から見た日本人の自然観-2
2.1 服装の原材料と色彩-3
2.2 服装の模様-3
第三章 料理から見た日本人の自然観-4
3.1 食材の選択基準-4
3.2 食べ物の飾り-4
第四章 住宅から見た日本人の自然観-5
4.1 住宅の建築材料-5
4.2 住宅の構造-6
終わりに-6
参考文献-7
謝 辞-8