要旨:中国と日本は一衣帯水であり、両者の交流がもう二千年もある。中日両国の文化において、相互影響の痕跡は数えきれない。東漢時代、仏教が中国に伝播してきて、また、飛鳥時代に、中国と朝鮮半島を経由して、日本に伝播したのである。
日本政府の年次統計によると、日本宗教の影響は今でも根強い。平成29年版の年鑑によると、日本では八千萬の仏教信者がいるそうである。中国では、無信仰者が多数を占めているので、仏教の信数はそれほど多くはない。
社会に対する影響から見れば、日本社会における仏教の影響は様々な方面にわたっている。 政治的には、日本の仏教団体は「創価学会」に基づいた公明党をはじめ、日本の政治分野において無視できない政治的勢力である。経済的には、「檀家制度」が寺院の経済を保証している。そして、今の日本では仏教系大学は31校、短期大学は51校もあり、日本の教育において重要な地位を占めている。
中国では仏教の影響も、大きいが、日本のそれと比べれば、やはりかなり違っている。 政治において、仏教団体は、代表者を選出して人民代表大会と政治協商会議に出席するが、宗教以外の事務にはあまり参与しない。経済的には、法律制度の不完備のため、寺院の所有権についての議論が絶えずなされているところである。文化的には、中国仏学院はプロ文革の影響で、一時中止したので、日本と比べれば、まだかなりの差があるわけである。
キーワード:中日 仏教 発展 交流 差異
中文摘要:中日两国是一衣带水的邻居,两国的交流更是有数千年的悠久历史,两国文化间相互影响的痕迹数不胜数。东汉时期,佛教传入中国。数百年后,在日本的飞鸟时期又经由中国、朝鲜半岛传入日本。
根据日本政府的年度统计,我们可以发现宗教的影响在日本依然根深蒂固。平成29年版的宗教年鉴统计日本的佛教信众为8千万人。而在中国,无信仰者占据了多数,所以佛教信众数并不甚多。
从社会影响上看,佛教在日本社会的影响遍及了各个方面。政治上,日本的佛教团体以创价学会所建立的公明党为代表,是日本政坛不可忽视的政治势力。经济上,日本独具特色的“檀家制度”保证了寺庙的经济来源。教育方面,目前日本的佛教大学有31所,短期大学51所,是日本教育体系的重要组成。
佛教在中国也具有很大的影响力,但和日本相比,却有很大差异。在政治上,尽管佛教团体选出代表参加人民大会和政协会议,共商国是,但整体而言对宗教以外的事务参与度不大。经济上,法律制度的不完善导致寺庙的所有权问题至今争论不休。文化上,佛学院因文革中止了一段时间,因此与日本相比,其发达程度仍有较大差距。
关键词:中日 佛教 发展 交流 差异
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第一章 歴史における中日両国の仏教の移り変わりと交流-2
1、中日の仏教の移り変わり-2
2仏教に関する中日両国の交流-3
第二章 中日両国の仏教の現状-5
2.1中国の仏教信者数と構成-5
2.2日本の仏教信者数と構成-6
第三章 現代社会における中日仏教の役割の相違-8
3.1政治面について-8
3.2文化面について-10
3.3経済面について-11
おわりに-12
謝辞-13
参考文献-14