要旨:本論文は岡倉天心が生活の時代と彼自身の経歴を顧りみながら、天心の茶道観、文明観及び時代価値を検討した。この本は西洋の読者に理解できる解釈の仕方で、丁寧にわかりやすく東洋の茶の文化をろんじた。そして、茶を媒介として物質文明と対極の精神性文明を紹介した。それは英語が流暢で、西洋人にも対等に発言でき、アメリカ、インド、中国といった海外生活を体験した岡倉天心こそ、初めて可能なことであった。 文明は優劣のさがない、複数の文明が存在するため、世界はカラフルになって来た。今、世界各地で多くの読者に愛読されている『茶の本』は文明観の交流に多大な力を捧げた。
キーワード:岡倉天心;『茶の本』;文明観;茶道
中文摘要:本文在对冈仓天心生活的时代和其经历进行梳理的同时,通过对《茶书》一书的解读,探讨了他对茶道的认识及其文明观和时代意义。冈仓在书中用西方读者容易接受的语言对东洋的茶文化做了通俗易懂的介绍。他以茶道为媒介论述了东洋的相对于物质文明的精神文明。有着美国、印度、中国等海外生活经历的冈仓凭借流利的英语实现了与西方世界的平等对话。文明无优劣,世界因为多种文明的存在才变得五彩缤纷。《说茶》之所有在今天仍然为世界各地的读者所阅读,就在于其承认文明的多样性,对不同文明间的对话做出了贡献。
关键词:岡倉天心;《茶书》;文明観;茶道
目次
中文摘要
要旨
1 岡倉天心とその時代-1
1.1岡倉天心という人物-1
1.2岡倉天心の時代-2
2『茶の本』について-2
2.1『茶の本』の構成と内容-2
2.2茶道をめぐる明治知識人の論争-3
2.3『茶の本』から見られる岡倉の茶道観-4
3『茶の本』の思想-6
3.1茶にこそ日本文化の神髄-6
3.2西洋と東洋は対等的な関係にあるべき-7
4 岡倉天心の文明論-結びにかえて-8
参考文献-11
謝 辞-12