要旨:携帯電話がもたらしたのはいいことだけだろうか。携帯電話の利用によって若者の人間関係に変化が生じてきていることは確かなことである。携帯電話は若者にどんな影響を与えているのか。
本稿では、急速に普及した携帯電話がコミュニケーションにおいて若者に与えたさまざまな影響と携帯電話による犯罪行為について検討して見る。
携帯電話においては電話を携帯できることにより連絡をとることのできる範囲を拡大、利用場所の制限をなくした。しかし、日本携帯電話の普及で若者にさまざまな影響をあたえた。メールの利用によってコミュニケーションに対する不安感がある。人と付き合い能力も下手になった。相手に関心しないで電話より自己中心的な行動をとってしまう。選択的な人間関係もなりやすい。そして、携帯電話の普及に伴っていろいろな犯罪をもたらした。このように、携帯電話は長所もあるが欠点もある。現代の多様化する人間関係において、携帯電話は、新しいコミュニケーションに対応し、広く・狭く、深く・浅くというようなON,OFFが端的にはっきりした、かつバランスのよい付き合い方を可能にしてほしいものである。また、社会の発展にともなって携帯電話も私たちにもっとたくさん利点をもたらすだろう。