要旨:日本はアジア国に属しているが、日本文化はほかの国と別して、外来文化と伝統文化がよく融合してきたものである。その融合した文化は鮮明な伝統東洋文化を表しているとともに、西洋文明もあちこち見られている。そして、日本文化のこの特徴は特に日本の宗教で著しく現していると思う。本文は日本人の複合している宗教観を切入点として、日本の主な三大宗教――神道教、仏教とキリスト教から日本伝統宗教の発展及び外来宗教の伝入と日本化を分析し、それによって日本文化の特色を理解できるようになれる。そして外来文化が日本文化に及ぼした影響、及び日本がどのように外来文化を日本化し、そして自分の文化に受け入れるのかもわかる。
キーワード:日本文化 宗教 外来文化 融合
日本宗教の発展から日本が優秀な外来文化を上手に吸収する民族であることがわかる。日本はアジアに位置するが、伝統文化と外来文化をすべて自身の文化に溶け込み、それによって自分の特色を持つ文化を形成した。その中、外来文化と伝統文化が融合することは最も鮮明な特徴である。中で重大な役を発揮するのは日本人の「和」という精神であろう。「和」精神の本質は調和、和諧である。「和」という概念が聖徳太子の時代にさかのぼることができる。それで、日本人は外来文化に対して、大きな収容性と吸収性を持っている。そういうふうにして、日本は外来文化を盲目的に受け入れなく、本国の需要によって選ぶのである。つまり日本は外来文化を吸収する時、いつも本国の国情と深く結合し、それによって日本文化の民族特徴を維持した。