要旨:現在ではアメリカを中心としたグローバル経済の到来を迎え、世界ビジネスに不可欠な道具として、世界共通語としての英語が重要視されている。「英語の時代」ともいうべき今、英語教育をどのように取り入れるかは、世界各国で大きな問題となっている。世界の先進国としての役割を担う現代の日本においては、英語の書物を読む能力がいくら高くても、まともに会話するコミュニケーション能力がないことが多いという問題がよく話題になる。
先行研究では、ほとんど英語教員の英語運用能力と英語教授力の向上などを強く求めている。日本人の英語口語能力育成、その現状と問題点についての研究が少ないのは現状である。本論文では、日本人の英語レベル特に口語能力において、どのような問題が起こるのか、また、歴史に溯って、現代日本の英語教育どうなっているのかを観察した。そして、日本人英語の学習者の口語からして、口語が弱い原因について分析した。その問題点を意識させるように指導することが、学習者の英語口語能力改善に有効であろう。
キーワード:英語教育; 口語; 英語教育者; 英語学習者
中文摘要:当今世界迎来了以美国为中心的全球性经济,世界通用语言----英语作为世界商业不可欠缺的工具备受重视。如今可谓是“英语的时代”,如何导入英语教育成为了世界各国的重要问题。作为世界先进国家之一的日本,尽管英语阅读能力很高,可是会话能力较弱的问题普遍存在。
先行研究大部分都是强调要求提高英语教育者的英语运用能力以及英语授课能力。而针对日本人的英语口语能力培养方面的现状及问题的研究相对很少。本论文主要着眼于日本人的英语水平尤其是口语水平所存在的问题,同时回顾历史观察现实英语教育的变化。另外,从日本英语学习者的口语来看,分析其口语能力较低的原因,有意识地去指导改进那些问题,或许能对英语学习者的口语能力有所改善吧。
关键词:英语教育; 口语; 英语教育者; 英语学习者
現在ではアメリカを中心としたグローバル経済の到来を迎え、世界ビジネスに不可欠な道具として、世界共通語としての英語が重要視されている。「英語の時代」ともいうべき今、英語教育をどのように取り入れるかは、世界各国で大きな問題となっている。
世界の先進国としての役割を担う現代の日本においては、1990年代初頭バブル崩壊以降、デフレ経済の進行に伴ってリストラを行う事例が急速に増加し、利益を確保するために終身雇用制度を放棄する企業が続出したから、労働者には極めて不利な実態がある。「これからはなんといっても英会話を教えなくては」という声もよく耳にする。
日本人の英語力、特に口語能力が弱いとよく言われている。日本人が、本物の英語が話せないのは、日常会話の速度の英語に慣れていないからである。英語を母語とする人は、natural speed で話すとき、よく、二つまたは三つの単語を続けて、一つの単語のように発音する。それに対し、単語を一つ一つ発音するように教えられてきた日本人は、それをぺらぺら話せないのである。日本語のアクセント(母音、子音、イントネーション、強弱、抑揚)で英語を話すと、聞き手が全く理解できない場合が多いようである。
本論文は、日本人の英語口語能力についての分析によって、学習者の問題を明らかにする。また、日本の英語教育の歴史に結びつき、なぜ問題が生じるのか、どのような指導を行えば学習者による問題が解消されうるのかについて検討してみる。さらに、日本人には英語の書物を読む能力がいくら高くても、アメリカの子どもとさえまともに会話するコミュニケーション能力がないことが多いため、会話能力の面で英語口語能力を高める解決法を中心に分析する。