要旨:日本はずっと集団意識が強い国家だと評価される。戦後における集団意識は経済発展の原動力となって、経済共同体のために必死に働く。企業のなかで集団意識の下で単身赴任が今の経済の発展を進めていく。従って、中国の集団意識が弱いと言われて、あるいは個人意識だと認められている。実際に、中国の集団意識も強く、ただ日本のと違う形式で存在している。家族企業は典型的な集団意識として中国の経済の発展に巨大な貢献をしている。
キーワード:集団意識;日本;中国人;相違点;共通点;比較
集団意識はずっと日本文化の顕著的な特徴だと評価されている。日本人はどの国の人 よりも集団指向が強く、団結心に富んでいる。猛烈社員、働き蜂などの言葉が述べているように、日本人といえば、自分の属している組織との一体化を図り、自分を犠牲してもその組織のために懸命に力を尽くすイーメジがわれわれ外国人にある。確かに、国際化が進んでいる現在では、日本の製品が世界の市場にふんだん出荷し、企業が海外に進出している原因には日本人の集団意識を欠かせないと思う。
その一方、日本の集団意識は中国の儒教思想を受けて、家制度を達成してから集団意識が形成していくと教えてもらった。でも、中国は集団意識がないと評価され、中国人は個人主義とお能人も少なくない。さらに「中国人、一人は竜、二人だと猫、三人以上は鳥合の衆」という言葉がある。この現象は本当なのか。
日本人と中国人の集団意識が形成する原因は何か。いったい中日の集団意識にはどんな相違があるのか。これらの問題を含めて集団意識について検討しようと思う。