要 旨:江戸時代といえば、武士が支配する幕藩体制のもと、厳しい封建的な身分制度に搦めにされた、被支配者である農民や町人には、全く自由のない社会であったと、日本史は教えてきた。江戸時代の百姓といえば、土地と身分に縛られ、悪い代官や厳しい年貢に苦しめられ、不幸な生涯を送っていたというのが、歴史教育と時代劇などから与えられたイメージだった。江戸時代の百姓についての常識的なイメージは、「武士階級から厳しい年貢を取り立てられ、ぎりぎりの生活を強いられていた人々」というようなものではないでしょうか。そして、これを根拠づけるものとしては、五公五民などという厳しい年貢率である。しかし、身分制度は、本当に江戸の人々を束縛したか。江戸時代の百姓は確かに辛かっただけど、文学作品に描かれたように毎日毎日辛い生活を送って、ほんの少しの楽しさもなかったか。先行研究は比較がないし、ひとつの地域を見て、全ての農民は辛いと認めた。本稿は研究を通じて、多方面から、江戸時代の農民の生活状況をわかりしたい。最後、私達は容易に発見して、身分制度は江戸の庶民を縛ることがあったが、想像できない程度ではない。なぜならば、予想の「身分が世襲である」の目的を達成しないからである。江戸の庶民はやはり身分の転換のが発生した。江戸時代の庶民の生活は大変な一面があり、しかし、私達はその良く、進歩的な一面を軽視することができるのではないか。紙面の関係するため、本文は完全に江戸の庶民のすべての生活形態をすべて並べることができなかった。これは将来細かい研究する必要がある課題である。
キーワード:江戸時代 身分制度 農民 生活 進歩性
摘 要:在日本史中,提及江户时代,给人的感觉就是:武士统治的幕藩体制下被严厉的封建身分制度束缚住,被统治阶级是农民和商人,是完全没有自由的社会。要说江户时代的农民,历史教育课和历史剧等给予我们的印象是:被土地和身分束缚,被恶代理官和严厉的地租折磨,过着不幸的一生。关于江户时代农民的常识性的印象是:被武士阶级严厉地索取地租,被各种强迫紧紧缠绕追逼着生活着的人们。并且,作为根据,是五公五民等的严厉的地租率。可是,身分制度真的束缚了江户的人们吗?江户时代的农民确有其辛苦的一面,但真的像文学作品留在我们印象当中的那样艰辛,完全没有好的快乐的一面吗?先行研究没有对比,只以一个区域为例,就单纯认定所有农民的生活都是辛苦的。本稿通过研究,从多方面了解江户时代农民的生活境况。最后,我们不难发现,①身份制度未能完全束缚江户百姓。因为它并没有达到预期的“身份世袭”的目的,江户百姓还是发生了身份转换的。②江户时代的百姓的生活是有其辛苦的一面,但我们也不能忽视其好的、进步的一面。由于篇幅关系,本文未能完全将江户百姓的所有生活形态全部列出,这是将来需要仔细研究的课题。
关键词:江户时代 身份制度 农民 生活 进步性