要旨:日本では、近代以前の教育は貴族の独占物だった。近代工業社会の発展にしたがって、小学教育、中高校教育そして今では大学教育も普及してきた。
しかし、教育の急速な発展にしたがって、価値観に多様化で、次第に教育における教養教育が忘れられた。効率を優先して道徳を軽視する風潮の広がりなどがこの傾向に拍車をかけた。専門のことは良く知っていいても、生活常識や社会の倫理性に欠き、人と付き合うことができない若い人が多くなった。人々は教養教育の必要性とその内容、やり方を考えざるを得なくなった。
この論文は変化の激しい社会において、新しい時代に求められる教養とは、地球規模の視野、歴史的な視点、多元的な視点で物事を考え、未知の事態や新しい状況に的確に対応していく力として総括することができる。幼児教育から高等教育段階まで、対象によって、異なった実施方法で、教育を改革しなければならない。
教養教育は全民の教育で、潜在能力の開発、心理品格の養成と社会文化の伝承が考えられる。いかに新しい時代にふさわしい人材を養成するかは教養教育の、また教育全体の課題になっていると思う。
キーワード:教養教育 価値観 修養 専門知識 養成
中文摘要:在日本近代以前,教育只是贵族独占的,但随着工业化的发展,小学教育,中高等教育,并且到现今的大学教育也被逐步推广。
但是,随着教育的急速发展,价值观的多样化,素质教育在教育中逐步被遗忘。对效率优先,道德的轻视有蔓延的趋势。也出现了很多年轻人只懂专业知识,但对生活常识及社会伦理表现的欠缺,不能与人正常交往。人们不得不考虑素质教育的必要性及其内容和做法。
本论文对在激烈变化的社会中,对新时代所需求的教养,从全球规模的视野,历史的角度,以多元化的视点来考虑事物,总括了对未知的事态和新状况的应对能力。这就有必要从幼儿到高等教育阶段按不同对象,实施不同的方法来改革教育。
认为素质教育是全民的教育,是潜在能力的开发,心理品格的培养和社会文化的继承。如何培养适应新时代的人才正是素质教育并且也是整个教育的课题。
关键词:素质教育 价值观 修养 专业知识 培养