はじめに
本論の研究によって、「でも」の用法について、新しい結論を二つ得ることが出来る。
①刘春英(2001)での「類推」と「逆接」は、実際に区分できなく、一つの用法である。この用法は極端な例をあげて、程度が高いことを暗示している。したがって、この用法は「例挙」と言う。
②「例示」と「並列」は形式の面からは違うが、文法意味からは似ている。両者はすべて同類のものから例を挙げ、それを並べたものである。したがって、同類のほかのものにかえることができる。「並列」は「例示」の延長と言ってもよい。
本稿は、持っている資料や個人の能力レべルや時間などの限界で、まだたくさんの問題があると思う。これから、「でも」の用法についてもっと研究していきたいと思う。