序論
『おしん』は、その同名のテレビ小説『おしん』より脚色するドラマである。作者は、橋田寿賀子である。彼女は、ホームドラマの脚本家として人気を得ている女流脚本家で、特に、史実の中の出来事や、激動の時代を女性の目から見た脚色に定評がある。そして、何より大きな活躍となったのは、1983年放送NHK連続テレビ小説『おしん』だろう。
『おしん』は驚異的な視聴率を取り、番組終了した後も、何度も再放送され、また海外でも59の国か地域で放送され、大きな反響を呼んだ。
『おしん』というドラマは、一人の成功の創業者のつらいかつ苦しい創業の生涯を語った。『おしん』中の主人公おしんは、まずしい農家に生まれた。苦労を嘗め尽くして、やっと自分の手で幸せを作り出した。しかし、天災と戦争は、もともとの幸せをぶち壊した、でも、おしんはさまざまな困難に向き合っても、ずっと自信を喪失しないで、根気よくやりとげて、やはり成功した。
『おしん』を見て、たくさんの創業者は、耐えがたきを耐えて生きるおしんの生涯に感動され、おしんの奮闘の精神で奮起られたと言われている。それに比べて現在は、まもなく卒業する大学生の私たちにとって、おしんから何を習うべきか。
たくさんの大学生は創業の衝動が出たことがある。90年代末、全世界で学生の創業のブームが中国にまでも及んできた。しかし、今大部分の大学生が始める事業は倒産した。大学生創業が失敗した原因は何であるか。あるひとは、成功の創業者が、きっと完璧な人だと思う。実は、そうではない、成功の創業者は、普通な人のように、いろいろな弱点と欠点がある。顔立ちが平凡で、学暦が中くらい、文盲すらいる。おしんもいろいろな大学生のように、経験も、資金もない、創業途中に、様々な困難にぶつかった。どうしておしんは成功できるか。おしんは、どのように成功を収めるか。大学生は、そのおしんの創業史跡から何を習い得るのか。