要旨:コンビ経営とはリーダー・カリスマ的存在であるビジョナリストと内助の功的存在である。
キーワード:日本企業;コンビ経営;リーダー;創造力
生産や経営などの全ての分野を一人に期待することは到底不可能だろう。 そこで当然、相補的なコンビが必要とされる。例えば、今日のワールド・ブランド「ソニー」の創業者井深大と盛田昭夫であり、創業コンビが同時に退いた本田技研工業の本田宗一郎とパートナーの藤沢武夫であり、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助と彼の経営理念の布教者の高橋荒太郎である。この組み合わせの形は日本だけではなくて、世界でも名コンビとして称賛されている。コンビ経営の企業が成功できるかどうか、リーダーは果たした役割が重要だと考える。そこで、本論文は戦後日本の成功したコンビ経営の例を比較し分析し、リーダーの特徴とリーダーの育成をまとめている。一方、中国企業界コンビ経営も珍しくない。中国企業のコンビ経営の参考にしようと思う。