要旨:21世紀に入り、国際化は大学の周辺領域における一つの課題から中核的かつ優先的な課題へ と移行し、それに伴い国際化の取り組みは付加的、場当たり的なものから、戦略的、組織的なものへと変化を遂げている。日本の大学教育においては、英語による授業科目と課程の拡充、 教職員・学生の多様性と流動性の向上、留学生向け日本語教育の強化、国内学生の海外留学促進などが国際化の主たる課題となっており、グローバル人材の養成が求められる昨今、その喫緊性は更に高まっている。
日本の大学の国際化は、留学生30万人計画やグローバル人材育成など従来的枠組を超えた国際化政策が打ち出される中で、新しい局面に入っている。本稿では、これまでの大学国際化の足跡を辿り、大学の国際化の意義を模索する。日本の大学の国際化はどこにその端を発し、いつどのような転換を経て現在に至るのか。また、中国の大学の国際化の発展と現状を討論し、これらの考察から、中国の大学の参考になれるものを探す。
キーワード：日本大学；大学の国際化；国際教育交流
摘要:进入到21世纪后，在大学的周边领域中，国际化成为核心问题之一。在研究大学教育时，国际化往往是个优先研究的问题。于此相伴，积极推行大学国际化也成为必然趋势。大学国际化也变得战略化，组织化。在日本的大学教育中，用英语授课的科目和课程的扩充，教职员工，学生的多样性和流动性的提升，面向留学生的日语教育的强化，国内学生海外留学的促进等等都成了国际化的主要课题。在追求塑造国际化人才的今天，它们之间的联系也变得更加紧密。
如今的日本大学国际化，有了超越了以前的30万人留学生计划和国际人才培养模式的框架的新政策，进入入到了一个新局面。本文将探索迄今为止的日本大学国际化的发展足迹，探究大学国际化的意义。日本大学国际化从何处开始发展，什么时候经过了什么样的转变才形成今天的国际化。此外，本文还将涉及中国的大学国际化发展，在中日两国大学国际化发展的比较中，寻求可以为中国大学国际化发展所借鉴的成功经验。
关键词：日本大学；大学国际化；国际教育交流
