要旨:本文はヒロインの特徴についての比較を突破口にして、日本の『源氏物語』の中の紫の上と中国の『紅楼夢』の中の林黛玉、この二つ人物像を研究し、境遇が違う彼女たち にどうして同じ運命が訪れるのかという問題の原因を探る。そして、中日の古代の女性の生活状態と苦境を反映する。
本文は六部分に分けられる。第一部分は序論である。『源氏物語』と『紅楼夢』と二つのヒロインを簡単に紹介する。それに、全体的に本論題の課題の根拠と出所、研究現状、研究の目的の概略を述べる。第二部分はヒロインの比較の論理の根拠、ボーヴォワールの女性主義とヘーゲルの悲劇理論を述べる。第三部分はテキストをもとに、ヒロインの内在の要因と環境の外在の要因の異なるところを通して、紫の上と林黛玉の人物像 の違点を総括する。第四部分もテキストをもとに、ヒロインの末路を分析し、紫の上と林黛玉の同じ悲惨な運命を総括する。第五部分は彼女たちの同じ悲運の原因を深層的に研究する。第一、二人の作家は同じ文化圏で暮らしていた。それに、家業の激変を体験した。第二、父権社会で封建思想がは大流行していた。このような情況のもとでは、彼女たちの悲劇は必然の結果である。第六部分は本文の結論である。
キーワード: 源氏物語;紅楼夢;紫の上;林黛玉
摘要:本文以女主人公各方面异同点的比较为切入点,对日本的《源氏物语》中的紫姬和中国的《红楼梦》中的林黛玉这两个女主人公进行分析研究,探寻其二人遭遇各异,却结局相同的深层原因,并借此反映中日古代女性的生活状态和窘迫处境。
本文一共分为六大部分。第一部分为绪论。分对《源氏物语》和《红楼梦》以及两位女主人公进行概况介绍,并概述本论题的课题来源,研究现状和研究意义。第二部分阐述对紫姬和林黛玉进行比较研究的理论依据,即西蒙波娃的女性主义和黑格尔的悲剧理论。第三部分结合文本,通过对比两个女主人公的内在因素和所处的外在坏境的不同,总结紫姬与黛玉形象塑造的相异点。第四部分亦结合文本,通过对两个女主人公最后的下场进行分析,总括紫姬与黛玉相同的悲惨命运。第五部分深层次探究造成她们悲剧的原因:第一、作者生活在同一文化圈内,并有类似的生活遭遇;第二、在男权社会和封建立礼教迫害下的必然产物。第六部分为结语。
关键词:源氏物语;红楼梦;紫姬;林黛玉