要旨:日系企業では一般的に日本人駐在員を海外子会社へ派遣し、「日本人による、日本の 親社会のための経営」を行い、未だに、重要な管理職のポストを現地人に任せることが 少ない。しかし、競争の激しい世界市場の中で、中国に進出している日系企業にとって、 将来経営をになう基幹人材である現地の中間管理職者の育成が人的管理の大きいな課 題となっている。
まずは、人材現地化の遅れで起こした問題を述べ、人材現地化の重要性を説明する。 第二章では、A 社を具体例として、中国における日系企業の現状と発展を概観する。第 三章では、中国の会社員を対象に、アンケート調査と現地訪問を行った。アンケート調 査で得たデータを分析し、日系企業の人材現地化が遅れる原因を語る。第四章では、そ の原因に対して、一つずつ対策を出す。終わりの部分では、前文をまとめた上、これか ら中国の企業は海外進出のとき注意すべきことを簡単に述べる。
本文は先行研究であんまり触れられていない現地管理職人材の問題の考察で、中国に おける日系企業はどのように人材を育成して、どのように評価を行い、そして、どのよ うに人的管理の面で推進するかを明らかにしたい。
キーワード:日系企業;人材現地化;管理職;海外駐在社員
摘要:一般情况下,日资企业会派日本人来管理自己的海外子公司,实行“以日本人为根 本,为日本母公司服务”的经营模式。因此,日资企业人才现地化进程慢,水平低。在 这样的背景下,导致日资企业海外子公司的人员费用支出过高,当地员工很难确定自己 的价值,优秀的员工不能充分发挥自己的能力。
本文在引文部分阐述了日企人材本土化的概况与意义,说明日资企业实行人才本土 化战略的重要性。第二章列举一家公司,从微观方面了解日资企业人才本土化的情况。 第三章通过问卷调查的数据探讨在华日资企业人才本土化落后的原因,并在第四章逐一 给出对策。结尾部分概括上文,提出展望。
关于人才现地化的先行研究多是欧美企业,日资企业则相对起步晚,研究少。希望 通过本文的研究,能够明确日企是如何培养现地人才,如何实行评价奖励制度,以及如 何推进现地人力资源管理的。
中国企业步入世界的情况下,希望日资企业在中国的人才现地化能为中国企业的海 外人才战略提供借鉴。
关键词:日资企业;人才本土化;管理层;海外派遣员工