要旨:近年の日本女性の社会進出はめざましい。社会の一員として、誇りをもって働く女性 は増えている。だが考えてみると女性の社会進出の歴史はまだ浅い。婦人参政権が認め られたのは 1945 年の終戦の時であり、当時はまだ女性は社会の一員として認められて はいなかった。女性は差別扱いを受け続けた。1985年に、男女雇用機会均等法が施 行された。現代社会では、労働市場における男女の不平等はもはや過去の問題であると いう印象を受けるかもしれない。しかし、これはおよそ真実ではない。事実の問題とし て,女性は労働市場において賃金という点でも昇進という点でも男性と同じ機会を与え られていない。女性の雇用は現在でも狭く限られた範囲の職業に高度に集中したままで ある。
本稿では、懸念される労働力不足に対して「女性労働力を活かす」という観点から、 女性労働の現状を分析し、女性の社会進出の妨げとなっている事柄を明らかにし、どの ようにすれば女性にとって働きやすい環境を提供でき、彼女たちの秘めた潜在能力を発 揮させることができるのかということを考察する。女性労働者の歴史と現状、あらゆる 雇用形態、またその背景にある法律、全体を通していえることは3つある。それは第1 に、男性、女性ともに意識改革の必要性があること。第2に、法律の再強化、第3に母 性の再認識である。
キーワード: 日本; 女性労働; 格差;方策
摘要:近年来日本女性参与社会活动的频率增加。作为社会的一员,怀着自豪感参与到社会 工作中去的日本女性明显增加。但是,日本女性参与社会活动的历史还比较短。日本女性 的参政权于 1945 年二战结束时得到确认,当时女性还未被认为是社会的正式成员,女性 继续受到不平等对待。1985 年《男女雇佣机会均等法》开始施行,女性的社会地位得到了 一些改善。在现代日本社会,劳动市场中的男女不平等问题似乎已经成为过去。但事实是, 女性在工作中的薪金和晋升机会仍然和男性存在差别,女性的工作集中在很小范围的职业 领域内。
本论文从劳动力不足的现状和充分发挥女性劳动力潜力的观点出发,对女性劳动的现 状进行分析,找出妨碍女性参与社会活动的家庭因素和政策因素。分析女性劳动就业环境, 对改善女性劳动就业环境提出解决意见。全面考虑日本女性劳动者的历史和现状、工作的 形式和以此为背景的法律,主要提出三点改善意见。第一,男女同时深化意识改革;第二, 规范强化法律制度;第三,对“母性”进行再认识。
关键词:日本;女性劳动;差别;解决方案