要旨:周知の通り、日本は海に囲まれ、温和な自然環境に恵まれる島国である。そういう独特な地理条件が原因で形成した日本の食文化も独特な味わいや特徴を持つ。日本文化の性格もその食文化から窺うこともできる。日本人は独特な地理条件で独特な島国根性意識を形成した。これは昔から、島で生活した日本人は劣悪な環境での生存を維持するために、できるだけ個人の欲望と要求を抑えて、でしゃばりたくないで、視野が狭くて、淡泊、簡素、敏感繊細な性格を形成したものだ。
本稿では日本の食文化の考察を通し、自然の生態史観の視角で、日本の飲食習慣や日本料理の作り方、食器、礼儀などの方面から日本の島国根性を考察する。日本の風土に育った日本民族は繊細や敏感な感受性を持ち、それは食文化だけではなく、各方面で現れたのだ。自然に対して親和的で情緒的な感情を持つ同時に、自然からの恵みを受けることができる。島国根性は日本人の日常生活の言葉表現だけでなく、また、人間関係などさまざまな面に表れている。
キーワード:日本;食文化;島国根性;自然環境;簡素
目次
要旨
中文摘要
第1章 はじめに-1
1.1 島国根性とは-1
1.2 日本の島国根性と文明の生態史観-1
1.3 本研究の目的-2
第2章 日本の飲食習慣と島国根性-5
2.1 日本風土と飲食習慣-5
2.2 魚貝類の食用の歴史-5
2.3 食習慣から見る日本人の簡素と繊細-6
第3章 日本料理の作り方と食器の選択から見る日本の島国根性-7
3.1 日本料理の作り方-7
3.2 食器の選択-8
第4章 日本の飲食マナーと島国根性-11
4.1 日本で箸の使い方-11
4.2 日本人の食べ方-11
第5章 おわりに-13
5.1 本研究の結論-13
5.2 本研究の欠点と今後の展望-13
参考文献-15
謝 辞-16