要旨:お風呂が好きな国といったら、まず、多くの人は思い浮かぶのが日本であろう。周知のように、日本はお風呂が好きな民族であり、世界のなかでもめったにない混浴する国である。日本はお風呂文化が長い歴史を持っており、日本人の生活の各方面に染み込み、特有のお風呂文化を形成している。お風呂は体を清潔し、汚れを取り除くだけでなく、ストレスを解消し、精神を安らぐなどの機能も持っている。また、公共浴室がレクリエーション、社交などの機能を持っており、庶民に自由かつ開放的な場を提供し、人間関係を調和し、公共言論を形成する重要な空間となっている。日本人にとって、お風呂が日常生活に欠かせない大切な節目になっている。日本のお風呂文化はその時代の社会背景から影響を受けると同時に、日本人の交流方式に影響を与えて、その時代の社会の発展と移り変わりを反映する。お風呂文化が日本社会の縮図でありながら、日本の社会文化を観察するためのよい視点と言ってもよい。
本稿は日本のお風呂文化やその社会的機能を考察することを通して、日本の民族文化に対する理解を深めて、中日両国の文化交流を促進することを目的とする。
キーワード: 日本；お風呂文化；公共浴室；社会的機能
目次
要旨
中文摘要
はじめに-1
第1章 お風呂の歴史と種類-3
1.1 お風呂の歴史-3
1.1.1 仏教のお風呂-3
1.1.2 平安時代のお風呂-3
1.1.3 江戸時代のお風呂-3
1.1.4 明治時代のお風呂-3
1.1.5 現代のお風呂-4
1.2お風呂の種類-4
1.2.1 蒸し風呂-4
1.2.2 鉄砲風呂-4
1.2.3 五右衛門風呂-4
第2章 お風呂の魅力と効き目-5
2.1 お風呂の魅力-5
2.1.1 体の清潔-5
2.1.2 心のリッラクス-5
2.2 お風呂の効き目-5
2.2.1 温熱効果-5
2.2.2 水圧効果-5
2.2.3 浮力効果-5
第3章 温泉-7
3.1 温泉の歴史-7
3.2 温泉についての習慣-7
3.2.1 牛乳-7
3.3.2 温泉卵-8
第4章 家庭風呂-9
第5章 公共浴室-11
5.1 銭湯-11
5.2 混浴-11
5.3 裸体文化-11
第6章 公共浴室の社会的機能-13
6.1 清潔-13
6.2 レクリエーション-13
6.3 コミュニケーション-13
6.4 社交-14
終わりに-15
参考文献-18
謝 辞-19
