要旨:中国の大学の経済学部で使用している教科書のほとんどはアメリカの経済学者が書いたものである。中国の企業家も同じようにアメリカ式のMBAに熱中していて、日本の財団式経営モデルに関心を示す人は少ない。実際のところ、日本の財団は団体協力を重視していて、共に危機を乗り越え、運命共同体を形成していく。このモデルは中国の儒教と道教の文化の影響を受けている。日本財団では、製造業と商社、物流を専門とする組織も存在していれば、金融企業もあって、一つの「商会」を形成している。米国の経済理論では、企業はより専門的になれるように研究開発を進めていくべきで、色々なところで投資を行い、多元化を図ってはならない。しかし日本の財団は実際のところ多元化体制を持っている。
本論文は関連の先行研究を総括した上で、日本財団式の経営モデルの研究を通じて、そしていくつかのデータや事例を用いて、具体的に日本の財団式経営が誕生した原因およびその優位性について分析した。一連のデータと事例の分析を通じて、中日の関連経営モデルに関する書籍および関係資料を列挙し、参考にして論証を行った。この経営モデルが中国企業の経営モデルの変革に与えた深い影響について分析した。さらに中国にこのような経営方式が生じなかった原因を分析して、最終的に日本の財団経営モデルの良い点を合理的に取り入れて、我が国の企業経営方式の変革を促進し、我が国の経済がより良く、より速く発展できるように促していく。
キーワード:財団;経営モデル;参考;改革;経済の発展
目次
要旨
中文摘要
第1章 はじめに-1
1.1 先行研究-1
1.2 研究の目的-1
1.3 研究方法、内容-1
第2章 ブランド順位表から見る日本の財団-3
2.1 日本の経済を決める六大財団-3
2.2 財団と商社は日本政治を左右する-4
第3章 日本財団式の経営モデルの形成原因-5
3.1 経済面から-5
3.2 政治面から-5
3.3 文化面から-5
第4章 海外進出した中国企業の現状-7
4.1 世界産業チェーンの最下層-7
4.2 互いに団結できなく、一致して外国に対応できない-7
第5章 日本の財団式経営モデルの優位性と中国への啓示-9
5.1 資源は互いに補い合いして、経営は相互に助け合う-9
5.2 景気が後退したとき、団結して互いに支え合う-9
5.3 備わっていない条件-10
5.4 学習の過程で犯したミス-12
5.5 自分の特色を持つ発展の道を歩く-13
第6章 おわりに-15
6.1 本研究のまとめ-15
6.2 今後の課題-15
参考文献-17
謝 辞-18