要旨:日本社会はいままでずっと中流階層で多数を占め、貧富の格差が小さいことを誇りとする。しかし1990年代のバブル崩壊、株式市場の不景気、企業の破産、労働者の失業、銀行不良債券など問題が絶えず、経済は不景気になった。それと同時に、所得格差も引き離してきた。いくつかのIT技術エリートが国際企業の“新企業首領階級”に跳ね上がったが、大量のホワイトカラーは日本企業の組織の変動の中で元の位置を失い、1980年から1992年のまで10数年間、日本のジニ係数は0.3以下から0.4以上にまで、米国を上回った。この背景により、1990年代末以来、学界には“中流の崩壊、下流形成”の論争が出てきた。
本稿は日本国内調査と『下流社会』という本の内容に基づき、日本社会の階層変化について研究したものである。まず、定義や形成などの面から日本の中流社会を紹介する。その次に、具体的に中流の崩壊と下流形成の原因を分析する、第三に、社会階層の変化は日本にどんな影響を与えるかと述べる。最後に社会階級の変化は社会の経済や政治の発展に従った必然的な産物だという結論を下した。中流と下流の2つの社会の階層の分析を通じ、読者が社会の現状をはっきり見分け、そして勇ましく現実に向き合うことを期待する。
キーワード: 中流社会;二極化;下流社会
目次
中文摘要
要旨
第1章 はじめに-1
1.1本研究の目的-1
1.2 中流と下流社会についての先行研究-1
1.3 本研究の内容と結論-1
第2章 中流の崩壊、下流の形成-3
2.1 中流について-3
2.2中流崩壊-4
2.3下流の形成-6
2.3.1「下流社会階級」の定義-6
2.3.2下流社会のグループ-6
2.3.3「下流社会」がやってきた理由-7
第3章 中流崩壊、下流形成の影響-9
第4章 おわりに-11
4.1 結論-11
4.2 本研究の意義と欠点-11
4.3 今後の展望-11
参考文献-12
謝 辞-13