要旨:芥川龍之介は日本大正時代の有名な作家で、多数の短篇小説でよく知られている。芥川は数多くの傑作を残した。彼は生活と芸術は相反するものだと考え、生活と芸術を切り離すという理想のもとに作品を執筆したと言われる。『戯作三昧』と『地獄変』はこの理想の代表作である。
本稿は芥川の短編小説の中の芸術観を分析する。芥川の生涯と社会背景から、彼の創作の背景と動機を分析する。この二篇の代表的な短編小説をめぐり、小説の中の芸術観を分析する。本稿は『戯作三昧』の創作の時代背景や小説の筋や創作手法などから芸術観を分析して、『地獄変』の主人公と小説の結末から芸術観を分析する。芥川のこの二篇の短編小説から、彼の芸術至上主義をまとめる。これらの分析に基づき、彼が芸術および人生に対しての考えをよく理解する事が出来る。
キーワード:芥川龍之介;芸術観;地獄変;戯作三昧
目次
要旨
中文摘要
1.はじめに1
1.1芥川龍之介の紹介
1.2『戯作三昧』の紹介
1.2.1『戯作三昧』のあらすじ
1.2.2『戯作三昧』の創作動機
1.3『地獄変』の紹介
1.3.1『地獄変』のあらすじ
1.3.2『地獄変』の創作動機
2.『戯作三昧』の中の芸術観4
2.1『戯作三昧』の創作の時代背景から見る
2.2『戯作三昧』の小説の筋から見る
2.3『戯作三昧』の場面の設定から見る
3.『地獄変』の中の芸術観6
3.1主人公の良秀から見る
3.1.1良秀の性格
3.1.2良秀の選択
3.2小説の結末から見る
4.『戯作三昧』と『地獄変』から見る芥川の芸術観.8
5.終わり.9
参考文献.11
謝辞.12