要旨:人間の味覚にはさまざまなものがあるが、辛いものは一旦食べてみると、ただちにそれと分かるような気がする。しかし、他の味、例えば、甘味や酸味などはゆっくりと食べないとわからない場合がある。 辛味は多種多様であるため、中国の辛味と日本の辛味とを比較することによって、なぜ人々が辛味を愛好するのかを研究することが、本論文で私が追究したいテーマである。
唐辛子には満腹の機能があり、飢饉の時代や空腹の時にはよい食べ物である。今やますます多くの人が熱愛する辛みの食材となった。中・日の辛みの相違点を分析することにより、ただ一種の味覚的なショックを求めているのか、或は社会や経済などと関係があるのか、その原因を究明したい 。
キーワード:中国の辛み;日本の辛味;唐辛子;相違点
目次
要旨
中文摘要
1.序論 1
2.中華料理における辛味 1
2.1中華料理の略史
2.2中華料理における辛味とその特徴
2.2.2四川料理
2.2.3他の地方の料理
3日本料理における辛味 3
3.1日本料理の略史
3.2日本料理における辛味とその特徴
3.2.1日常料理
3.2.2会席料理
4. 両国の辛口料理における共通点と相違点 5
5. 辛味への嗜好性から見る両国民の食生活 6
5.1 辛味における中国人の食生活
5.2辛味における日本人の食生活
5.3辛味への嗜好性の原因
5.4辛味への嗜好性の将来
6.結論 9
参考文献 10
謝辞 11