要旨:
本稿は日本語の断る表現に関するものである。文献調査法を採用し、異文化コミュニケーションの視点から中日両国国民がコミュニケーションをする時に摩擦を引き起こしやすい断る表現の種類と特徴を分類し、また断る表現の生まれた原因についても考察した。
本稿は異文化コミュニケーションの角度から、中日間の異文化コミュニケーション摩擦を引き起こしやすい断る表現を直接型、理由型、詫び型、代案型、関係維持型、条件型とその他などの種類に分ける。実際の異文化コミュニケーションの場面では、断る表現は曖昧性、遅延性と省略性などの特徴を表している。断る表現の生まれた原因については自然環境、民俗文化、社会文化という三つの点から考察した。
本研究は、日本語学習者と使用者が中日間異文化コミュニケーションする時、断る表現による摩擦や偏見などが避けられるように役に立つと考えられる。それは日本語学習者と使用者のより順調な異文化コミュニケーションに役に立ち、さらに両国間の各分野における友好交流に積極的な推進作用を果たすと考えられる。
キーワード:断る表現;種類;原因;中日間異文化コミュニケーション;異文化コミュニケーション摩擦
目次
摘要
要旨
1はじめに-1
2断る表現の主な種類-2
2.1直接型-2
2.2理由型-2
2.3 詫び型-2
2.4 代案型-3
2.5 関係維持型-3
2.6 条件型-3
2.7 その他-3
3異文化コミュニケーションにおける断る表現の特徴-5
3.1断る表現の曖昧性-5
3.2断る表現の遅延性-5
3.3断る表現の省略性-6
4断る表現の生まれた原因-7
4.1自然環境:以心伝心-7
4.2民俗文化:「和」を大事にして-7
4.3社会文化:集団主義-8
5終わりに-10
参考文献-11
謝 辞-12